8.登山の知識(地図を広げて)

山歩き入門講座の受講者に共通する欲求として、「読図の習熟」がある。

「道に迷ったとき、読図ができれば安心だから」という。しかし、そう考える前に気づいてほしいことがある。

「迷ってしまってからでは遅すぎる。どんな状況で道に迷うんだろうか」と。辺りの山が見えるような視界良好下で、道に迷うということはまずない。

ただ、道を間違えるということはよくある。それに気づかず行動を続けた結果、自分がどこにいるかわからない、なんてことはよくある。

読図というのはそんなことに陥らないための習慣なのだ。

つまりは、迷ってからではなく、迷わないための技術というべきものなのだ。

とりあえずは、登山道という1本の線の上で、今自分がどこを移動しているのか、それを絶えず意識していてほしい。地図に関してもう一ついえば、地図はすぐ見られることが大切。持ってきているがザックの中、その山行中一度も出したことがないという人は「安心登山」からかけ離れた人といえよう。

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