(01)中高年登山についてあれこれ。」カテゴリーアーカイブ

7.靴、ザック、雨具には十分な予算を

登山のための特別なものは、種類の多い登山専門店で買う、というのが一般的である。

まず最初に買ってほしいのは、登山専用の登山靴、それからザック、そして雨具だ。スニーカーでいいやとか、ビニールカッパで十分、昔スキーで使っていたザックがあるからいいやと考えている人にはマイナス点を贈りたい。

登山靴は種類が豊富なので、自分の用途にあったものを選ぶことができる。

雪のないハイキング程度の山、雪山、重い荷物を背負っての長いコースなど使い分けることが大事です。

雨具は、「レインスーツ」と呼ばれる上下セパレートタイプのものがいいでしょう。

完全防水地のものは、雨をシャットアウトする利点はあるが、蒸れやすい。素材としては防水、透湿、防風に優れた化学繊維のものがいい。ザックは30リットル程度の大きさの「アタックザック」と呼ばれるものを。両サイドに大きすぎないポケットのあるものが便利だろう。

6.登山の用具

登山用具を買い揃える、安全登山の第一歩がここから始めると考え、慎重に選ぶ必要があります。

上手な登山用具の選び方にはどんなことを考えればいいでしょうか。

まず第一に、自分は今どのような登山を志しているのか、そして、その登山はどう発展していくのか。やや先まで展望してみることです。軽いハイキングにとどまるのか、あるいは近い将来数日かけて高い山を縦走する希望があるか。その辺りを考慮して無駄のないように心がけます。

第二に、用具についての基礎的な知識を得ておくことです。山の雑誌やガイドブックの中から参考になりそうなものを選びカタログを取り寄せます。その中から、自分に合いそうなものをピックアップしておきます。

第三に、現物を目で見ることです。カタログのイメージと異なることがあるからです。そこで、登山用品専門店を訪ねることになります。専門店には、用具が豊富に取りそろえられ、経験豊かで専門知識を持ったスタッフがいます。客がどんな質問をしても、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。そうして、十分納得できてから買うことが肝要です。

5.登山の準備

目標の山を決めて、さてどのコースを選ぶか、山へのアクセスにいろいろ思いを巡らすのは実に楽しいことです。

登山が始まっているように山頂の歓喜が見に浮かんできます。その楽しい山行計画にあたって、中高年のまず基本的に遵守すべき事柄に、

①余裕のある計画、
②単独行はしない、
③夜行は避ける、

があげられます。

計画を作り、持ち物などに準備も整い、さあ出発です。登山口にそろい、トイレを済ませ、靴紐を締め直し、いよいよ出発。その前に、準備体操を忘れてはなりません。これは、体だけでなく、心のウオーミングアップにもなります。そして、歩く順番は、リーダーが先頭に、2番目はパーティーの中で一番弱い人。

先頭は2番の人のペースに合わせてゆっくりと全体をリードしていく。そして、出発は、到着時刻から逆算して早めに立つのがいい。午後3時には山小屋又は下山口につくような計画が大事。山では早立ち早着きが原則である。

4.登山のトレーニング

登山は自らの背に荷物を背負い、山道を上り下りするのであり、しかも長時間に及ぶのですから、足腰の筋肉や心肺機能はいうに及ばず、持久力、精神力もかなり要求されます。

そして、登山は他のスポーツと比べても、優れた有酸素運動であり、健康の増進、体力の維持、肥満の防止に効果が期待できます。ですから、登山は実に中高年向きであり、ますます普及されることが望まれます。しかし、これらの効果もあせったり無理をしたりは禁物です。

誰しも年をとれば体力は落ちますし、それは運動神経、反射神経の劣化につながります。それに加え体重を支える筋力も弱くなっています。そこで登山に必要な基礎体力をつけるにはそれなりのトレーニングが必要です。ラジオ体操などで、全般的なトレーニングを行い、必要に応じて部分トレーニングを加えるといいでしょう。

健康維持のためにも努力した方がよいと思われるのが、腹筋と背筋です。特に道具を買ったりジムに通ったりしなくても日常生活の中で工夫すれば、効果の出るトレーニングができます。もう一つ、中高年になれば、定期的な健康診断を受けることが望まれます。

こうして、トラブルを未然に防ぎ楽しい登山を続けたいですね。

3.登山は安全と危険が背中合わせ

登山は危険を避けて安全を保つということを真先に考えなければなりません。

その安全登山の第一は、登山者一人ひとりの自分自身にあります。身体の健康状態、体力は大丈夫か、仕事の疲れは残っていないか、これから登る山は過去の実績でたりるかなど、いろいろ総合してよいコンディションであるかどうかを冷静に判断することが肝腎です。

自分の実力をよく知って、目的の山を詳しく調べ、無理のない計画を立てる、つまり山に謙虚な態度であるべきです。人は年をとってくると誰でも身体のあちこちが弱ってきます。それでも山に登りたい。とすれば、それなりの心構えが必要になってきます。筋力は放っておくと衰える一方ですが、年をとっても鍛えれば筋力はついてくるものだそうです。

日ごろから、筋力の増強とまで行かなくても、現状維持のための努力を習慣づけたいもの。筋力の衰えは荷物を軽くしたりコースタイムを余計に取るなどの対応ができます。心肺機能は時々主治医に診断を仰ぐなど、健康状態の把握は欠かせません。